子供の運動靴 ツルツルの靴底を簡単に直す方法

紹介

危ない!子供の滑る靴を滑らなくする方法

こすも
こすも

サイズアウトしていないのに…
靴底がツルツルで危ない…

子供の運動量ってスゴイ。
新しい運動靴でも靴底の減りが早いので、すぐダメになるんです。

特にウレタンソールのシューズは軽い反面、摩耗が激しい。

大人が履く運動靴は靴底にゴムソールが貼り付けてあるんですが、キッズシューズにはそのゴムソールが貼り付けてない靴が多いんです。

子供にとって軽くて履きやすいウレタンソールですが、実は滑りやすいです。
とくに路面やタイルが濡れていると、アイススケート場のように滑る滑る。

今日はその「子供の運動靴、ツルツルになった靴底を復活させる方法」をご紹介。

滑りやすくなったツルツルの靴底に溝を作る

まずはこちらをご覧ください。

「新しい靴底」「すり減った靴底」です。

ウレタンソールは半年も持たないでこの状態。
こうなると雨の日やタイル等でめちゃくちゃ滑るので超危険

危なすぎるので、サイズアウトする前に履けなくなってしまうんです。

すり減った靴底の滑り止め加工

ウレタンソールの子供靴は、すぐにすり減ってしまいますが、復活させるのも簡単です。

靴底を滑らなくする方法は、ツルツルになった靴底に新たな溝を作るだけ。

用意する物

針金(ハンダゴテでも可)

「適度な太さの針金」を使いますが、もし家に「ハンダゴテ」があればもっと簡単です。

手順

手順は以下の通り。
何も難しいことはなく、実にシンプルです。

  1. 火で針金をあぶる
  2. 熱くなった針金で靴底に溝を作る

では実際にやってみましょう。

1. 針金をコンロの火であぶる

針金が赤くなるまでコンロの火であぶります。
コンロが無ければロウソク等であぶってもいいと思います。

こすも
こすも

ロウソクだと針金に煤がつくよ

えいりあん
えいりあん

煤がついても靴底だから問題ないと思うけどね

2. 熱くなった針金を靴底に当てる

針金が熱されて赤くなったら、靴底に針金を当てるだけ。

じゅっ。

これを繰り返して溝を作っていく。

火傷に注意!!

針金が短すぎると、手で持っている部分まで熱くなって火傷する可能性があります。軍手等を使用して、針金をなるべく長めにしておけば安心です。

完成(ビフォーアフター)

完成はこちら。

靴底のツルツルが復活です。
これでまた履くことができるようになりました。

はんだごての方が簡単?

「ハンダゴテ」があるならハンダゴテの方が早いです。

えいりあん
えいりあん

うちにあるのになんで使わなかったの?

こすも
こすも

はい、使わなかった理由は、なんとなくハンダゴテが汚れそうだから。

彫刻刀では出来ない

ウレタンは熱を加えると簡単に溶けるので、溝を作るのも簡単です。

あまりにも簡単なので、試しに彫刻刀で彫ってみたんですが、ウレタンゴムが柔らかすぎて全く削ることが出来ませんでした。

100均などの靴底修理グッズを使わなかった理由

ダイソーやセリア、キャン★ドゥなどの100均にも、靴底の補修キットや靴底修理材、靴底補修用ボンドなどが売られています。

修理グッズが売られているのに、対策としてなぜそれらを使わなかったか。
その理由は子供の運動靴の機能性を重視したかったからです。

何かを貼り付けたりすると弾力性が変わったり、変な癖が出たりするかもしれません。

それに、これら補修材は子供の運動靴用には出来ていないので、子供の激しい運動についてこれない可能性も高い。

子供にとって靴は、車のアクセルとブレーキ、ハンドルの様な物。
その大事な部分に部品を取り付けるような改造をして、変な癖をつけたくなかったんですよね。

小学生のおすすめはゴムソールが付いている靴

滑りやすい靴の特徴は単純に「靴底がツルツル」だから。
車のタイヤと同じで、靴底の溝に水や空気の逃げ道が無いから滑るんです。

通常の運動靴には、ウレタンゴムの上にゴムソールが貼り付けてあります。

でも幼児向けなどのキッズシューズにはゴムソールが貼り付けて無い運動靴が多いんです。
小さい子供は体重が軽いし、そこまで激しい運動をしないのでね。

えいりあん
えいりあん

ちょっとの雨でも長靴を履かせちゃうことも多いし

ナイキのダイナモフリーはサイズによって靴底が変わる

ちょっと「コレ」を見て下さい。

大人気であるナイキのキッズシューズ、ダイナモフリー(Dynamo Free)ですが、よく見ると15cm以下はウレタンソールのみに対して、それ以上のサイズになってくるとゴムソールが貼り付けてあるものがチラホラ。

子供の体重や運動量によって、靴を丈夫にして耐久性に工夫がされています。

ウレタンソールのメリットとデメリット

このウレタンソールの靴。
すぐすり減ってしまうというデメリットに焦点を当ててますが、きちんとしたメリットもあるんです。

それは軽い」「クッション性が良い

小さな幼児にはこの軽さとクッション性の良さが重要になってきますからね。

しかし、そのメリットが小学生くらいになると今度は逆にデメリットとなるんです。

小学生の体重と運動量にウレタンソールの靴が耐え切れず靴底がツルツルになってしまうという。

そのため、小学生くらいからゴムソールが貼り付けてある運動靴が登場してくるんですね。

ウレタンソールゴムソール
特徴スポンジのようで軽い
幼児に向いている
耐久性に優れている
小学生以上に向いている

小学校に入り、購入する靴の選択が可能であれば「ゴムソールが貼り付けてある運動靴」を選ぶことをおすすめします。

こすも
こすも

可能であるならね。

なぜすぐに新しい靴を買わない?

先ほど「子供の靴はアクセル・ブレーキ・ハンドルの様な物」と言いました。
そんなに大事な物なら、当然新しい靴を買った方がいいですよね。

もちろんそうなんです。
でもそうしない理由も一応あるんです。

さっさと捨てて新しい物を買うのは簡単です。

しかし、少し手を加えればまた使えるようになる。
そのついでになんですが、子供に大事なことを教えたい。

それは、

”知恵を働かせて行動に移すこと”の大切さ。

単純に子供に頭を使って生きていく事を教えたいんですよね。

だから、
このような作業をするときは必ず子供が見ている目の前でします。

面倒なんですけどね。足手まといですし。何倍も余計な時間がかかりますし。
でも、それだけ意味が有ると思っています。

こすも
こすも

子供の前でやるって、本当はめっちゃ面倒だよ・・・

まとめ

どうせあと半年もすればサイズアウトするでしょうし。
変に補修材を貼り付けると癖がつくかもしれないし。
ちょっと溝を復活させたいだけだし。

そんなときは、針金(ハンダゴテ)で熱して靴底に溝を作ってやりましょう。

子供の見てる目の前でやることの大事さ。
当然、火を扱う危険な作業なので細心の注意を払って行いましょう。

教育者の最高の技術とは、若者に創造的表現と知識習得の喜びを発見させることである。

アルベルト・アインシュタイン(理論物理学者)

コメント

タイトルとURLをコピーしました