突然ですがみなさま。
登山靴はゴアテックスがおすすめです。
雨だと使用しないからいらない?
その理由でゴアテックスを選ばない方、ちょっと待ってください。
世の中に「絶対」なんてことは無いんだけどさ。
アウトドア用の靴は絶対にゴアテックス仕様なんですよ。
いま絶対はないって…
個人的な見解です
今日は「ゴアテックス仕様のトレッキングシューズを履いていて感動したエピソード」を紹介します。
ゴアテックスで雨がどうこうじゃないメリット
ゴアテックスが必要かどうかで議論されるのは「突然の雨に降られたらどうする?」って話題ね。
私が思うにこんな理由は本当のところどうでもよい。雨がどうのこうのって言うならウォータープルーフや防水シューズでいいじゃんて話になるので。
もちろん、アウトドアは様々な環境下で行われるため、靴が非常に重要というのは間違いない。
悪路や突然の雨にも耐えられる靴が必要なんです。
子育て世代の親御さんたちは、子供にアクティブな自然体験をさせるうえで自分の靴は最も重要なアイテムと言っても過言ではないでしょう。
しかし、靴がその環境に耐えたとしても、それだけではない問題があるんです。
それは「蒸れ」と「臭い」。
ワークマンのレインシューズなどは完璧な防水で濡れない代わりに、超蒸れるから臭くなる。当然長靴もそう。
さらに足が蒸れるとふやけるから靴ズレもおこしやすくなる。
その点ゴアテックスは足が蒸れない。
蒸れないから臭くならない。
蒸れないから靴ずれおこさない。
ゴアテックス仕様の靴は透湿性が良いので、足が蒸れずに臭いが無いんです。
とにかく凄いんす…
鼻が曲がった日…
ある時、私は集団キャンプに出掛けました。
ヘビやヒルなどがいるような大自然の中で行うテント連泊キャンプ生活です。
ここでゴアテックスの靴の凄さを実感しました。
まずワークマンの靴や普通の運動靴を履いてる人の足が超クサい。
ゴアテックス以外の靴を履いている人たちは、足が日に日に臭くなっていく。
3泊4日のキャンプで日を追うごとに強烈なニオイになっていく皆さんの足と靴。
そんな中で、ゴアテックス仕様のトレッキングシューズは全く臭くない。
他の人の足と靴が超臭いのに、私のゴアテックスは無臭だから当然足も無臭。
臭い人の足は靴を脱ぐとすぐわかるんです。
ゴアテックスじゃない人は、靴下が蒸れているから板や床や石に乗ると足跡が付くんですよ。
しかしゴアテックスの人は足が蒸れてないから足跡がつかない。
土砂降りの雨でも足が濡れない。
足が蒸れないからサラサラ。
サラサラだから嫌な臭いもない。
このとき、私は心の底から(ゴアテックスで良かった…)と思いました。
ゴアテックス以外の人たちの足の臭いは、ハンパなく激臭でむせましたから。
申し訳ないけど「吐き気」がするほど臭かった…
もしかしたら「たった一人の人が…」って可能性もあるけどね
オススメするゴアテックス仕様の靴
ここから、私が愛用しているゴアテックス仕様の靴をご紹介します。
王道 キャラバンC1_02S
知る人ぞ知る…っていうか、ほぼ誰でも知ってるキャラバンC1_02S。
経験豊富な登山愛好家たちからも認められた登山靴。
ファースト・トレッキングシューズにもふさわしい、履きやすさを追求したキャラバンシューズの代表モデル。履き口まわりに柔らかな生地やクッション材を採用し、足首を優しくホールド。指先まわりはゆとりを持たせ、アキレス腱部分は足首が動きやすいよう浅めにカットするなど、初めて登山靴に足を入れる入門者でも違和感なく履ける設計。つま先部分にはTPU樹脂カップを採用し、指先をしっかりと保護。さらに、悪路でもグリップ力を発揮するキャラバントレックソールや、着地時の衝撃を吸収するインソールクッションシステムなどで歩行性能を高め、低山はもちろん、 富士登山、尾瀬や屋久島でのトレッキングにも最適です。
ゴアテックス仕様のため、土砂降りの雨の日でも安心して履け、足はいつでもドライで快適です。
ただ見た目からわかるように、ガッツリ登山靴という感じなので少々重い気がします。
( 重さ:片方623.8g 両方で約1.25kg〈26.5cm〉)
重みがあるのはそれだけ「頑丈に出来ている」ということかな。
登山へ行くなら「キャラバンC1_02S」は間違いないけれど、もし「舗装された道を歩くだけ」なら、ちょっと大げさ感がある登山靴かな。
メレル・モアブ3
メレル・モアブ3
メレルからモアブシリーズ3作目となる「モアブ3」のご紹介。
この「メレル・モアブ」は、とにかく履きやすい。
様々なアウトドアアクティビティに対応するために作られたトレッキングシューズだから、登山やハイキングで最適だというのは当然のこと、ついでに街中でも履きやすいんです。
犬の散歩でも履けちゃいます
履きやすさから普段履きしてる人もけっこう多いよね
「キャラバンC1_02S」と比較するとわかるんですが、「メレル・モアブ」は軽くてクッション性があって丁度良い硬さ、柔軟性があります。
( 重さ:片方478.6g 両方で約0.957kg〈26.5cm〉)
それ故にハードなコンディションじゃなければ、「メレル・モアブ」で十分。
もしジャングルの奥地に行くなら「キャラバンC1_02S」を履いて行きますが、そんなハードなコンディションなんて年に何回もないでしょ。
なので、どうしてもモアブを履く頻度の方が高いんですよね。
アウトソールは、ソールを専門に扱う有名なビブラム社のビブラムソールを仕様。
高品質で耐久性とグリップ力、衝撃吸収性に優れ、様々な環境に対応できるビブラムソール。
なによりこの見た目が大好き。
カラーバリエーションも豊富だし、ミッドカットやローカット、ウォータータイプなどのバリエーションも豊富。
よくわからないカラバリもまた個性があって素敵。
ゴアテックス仕様なので雨でも問題なし。
「モアブは滑る」という情報もあるけど、個人的にはとくに問題を感じない。
というより、モアブで滑ったら他の靴でも滑ってるんじゃないかなと思うし。
私は何を履いて行くか迷ったらいつもこれ。マジ履きやすい。
メレル・モアブ1 ローカットモデル
メレルから、先ほど紹介したモアブ3の最初のモデル「モアブ」のローカット。
上の写真はメレル・モアブ1のレディース。ママさんの靴です。
この初期モデルからモアブの「履きやすさ抜群」は確立されていましたが、この次に登場した「モアブ2」でデザインがさらに良くなって爆発的ヒット。
私は「モアブ2」を履いたことがないのですが、「モアブ1」と「モアブ3」の履き心地にはっきりした違いを感じないので、モアブ全シリーズが「履き心地抜群」なんじゃないかと思いますね。
アディダス・テレックス アグラヴィック TR GTX
「TERREX AGRAVIC TR GTX W」
アディダスのテレックス、ゴアテックス仕様。
ウチのママさんが履いています。
見た目が地味ですが、逆にそれが服装や履く場所を選ばないということで良いとのこと。
もちろんゴアテックス仕様なので、全天候オールラウンドに履けます。
通勤、街中、アウトドア、ハイキング、軽登山、なんでもOK。
しかもこのアディダス・テレックスはゴアテックス仕様なのに安い。
(注意:ゴアテックス仕様ではないテレックスもあります)
ゴアテックス仕様じゃないテレックスもあるから注意してね。
子供用登山靴もゴアテックス仕様がオススメ
体力ある子供なら単なる運動靴でも富士山くらい登れちゃうので、「子供に登山靴なんて必要?」と思うんですけどね。
子供に登山靴、ウチの場合は必要なんです。
そして必須なのが「ゴアテックス仕様」であること。
アウトドアで急な天候変化で雨に降られると、単なる運動靴じゃ困るんですよ。
キャンプ中やハイキング中の突然の雨ね。
あまり歩くこともないキャンプならとりあえず長靴でもいいんですが、そのために長靴を持って行くのが辛い。さらに困るのが軽登山やハイキングのときです。長い距離を歩くのに、長靴を履かせて連れて行くわけにはいかないし、そもそも長靴なんて持ち歩くのしんどい。
したがって子供の登山靴は、親の私からしたら「雨でも履ける」のが一番大きいメリット。
子供用登山靴を買うなら、ゴアテックス仕様は欠かせません。
この後でまた説明しますが、旅行のときにもゴアテックス仕様の靴はおススメです。
モンベル・ラップランドブーツ
モンベルの登山靴「ラップランドブーツ」。
これはキッズ用じゃなくてレディースのトレッキングシューズだったかなと思うんですが、子供が履いています。
登山をはじめとするアウトドア・アクティビティ全般に最適なゴアテックス仕様。
子供が初めてこの靴を履いた時に感動していました。
「雨でも全然濡れない!」
「カッコイイ!」
「みんなが見てくる!」
子供にとって「見た目」は一番大事かな。
文句はひとつも言わずに履いているので「履きやすさ」は問題ないのでしょう。
ゴアテックス仕様のキッズ用登山靴はあまりないので、うちの子にはレディースを履かせています。
ゴアテックスなら旅行も便利
完全に雨が降らないことがわかっている旅行なら、単なる運動靴でもなんでもいいです。
でも微妙なときあるでしょ?もしかしたら降るかなってとき。そんなときこそゴアテックス仕様のシューズが便利なんです。
この前、ディズニーランドにも履いて行きました。「夕方に少し雨が降るかも」って日だったので、そんなときこそ迷わずゴアテックスシューズ。これが大正解。朝から快晴だったけど午後になると曇って来て、夜には雨が降ってきました。
雨の日のゴアテックスシューズは感動します。水溜まりも怖くないです。
とにかく「履いて行く靴に迷ったときはゴアテックス」です。
おすすめはハイカット?ミッドカット?ローカット?
登山靴はハイカット・ミッドカット・ローカットがあるけど、オススメはどれか。
まずストレートに言うと「ハイカットなんて必要ない」です。
ミッドカットかローカットで十分OK。
その理由は、
「今この初心者向けページを見ている時点でハイカットは不要と思われる」
から。
まあ絶対不要とは言い切れないですが、たぶん不要です。
高価だしそれなりの重みもあるし「初心者が手軽に履きこなす」というイメージじゃないのでね。
迷ったらミッドカットがおすすめ
「ローカットでも大丈夫かな?ハイカットの方が良いかな?」
と迷ったときのオススメはミッドカットです。
私がキャラバンC1_02Sよりもメレル・モアブの方を愛用する頻度が高いのは、足首のカットの高さが低くて履きやすいから。これくらいならハイキングや軽登山も行けて、キャンプや旅行でも履いていけます。もちろん富士登山だって大丈夫。
登山も行かないならローカットがおすすめ
富士登山も行かないレベルなら、ローカットの靴が使いやすくてオススメ。軽いしお手入れも簡単だし、とにかくお手軽に履けるのでタウンユース含め普段履きできます。
ゴアテックス仕様なので雨でも大丈夫なオールラウンドシューズです。
安い登山靴に注意
登山靴を探していると3000~5000円の「安い登山靴」が目に入りますが、たとえ聞いたことがあるメーカーだとしても注意が必要です。
ほら、ここを見て下さい。
ズラッと並んだ登山靴の中にひときわ目立つ「激安の登山靴」。
安すぎるね
激安登山靴はなぜ安い?
なぜ安いのか。
年数をかけて研究を重ねてきた靴専門メーカーは、それなりに完成された登山靴を提供してくれますが、無名のメーカーはそのへん適当に作られているんです。
見た目は一流メーカーの登山靴をマネして作るのでソックリですが、それ以外は何も考えてないからこの価格なんですよ。
安い靴。見た目良ければそれで良し!
結婚相手を見た目だけで選ぶと後悔するでしょ?その時だけ一緒に写真を撮るだけっていうなら見た目のみでいいですけど、そうじゃないなら中身も良くないと後で後悔します。それは靴も同じです。
大げさな例えだけどね
安い登山靴は、ハイキングや登山など、遠出をしたときに靴が壊れたり、足を痛めたりする可能性があります。
実際に私が過去に買った登山靴がそうでした。
確か4000円くらいだったかな…。
3回くらい履いたら壊れました。
見た目がカッコよくて安くて履いてみた感じも普通っぽかったので、「これでいいか」と軽い感じで購入したんですがね。
すぐ壊れましたよ。
なんだこれはと、その靴を調べてみても、いい加減な商品なので「売り逃げ」状態。
店舗も商品もすでに消えて無くなっているので、当然ろくな情報もなし。
知っているメーカーだからって安心しないこと。
ダンロップもコールマンもエドウィンも、一流のメーカーかもしれませんが、一流の靴メーカーじゃありません。
「餅は餅屋」です。
皆さんも「安すぎる登山靴」に注意して下さいね。
まとめ
アウトドアに雨は必ずついてくるもの。
たとえ雨天中止予定だとしても、晴天からの急な天候変化も考慮することが大事。
そして、レインシューズを長時間履いたときの蒸れからくる激臭は防げない。
登山靴やレインシューズを安く手に入れても、後で後悔したら意味が無いです。
ゴアテックス仕様の登山靴なら後で後悔することはありません。
世の中に「絶対」なんてことはないんですけどね。
登山靴を買うなら絶対にゴアテックス仕様をオススメします。
だから絶対はないって…
以上でした。
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