画面が割れたスマートバンドの簡単修理方法

マジですぐ外れる Xiaomi のスマートバンド。

ああ、「すぐ外れる」って大げさかな。ひと月に3回くらい外れる。
でも腕時計が月に3回くらい手首から勝手に外れるって、ちょっと異常だと思うのよね。

そのうち無くしたり、落としたりして画面が割れるとかあるでしょ。

こんな風に。

スマートバンドのポッチが引っかかって外れて、アスファルトに画面から落下しました。

Xiaomi の「Mi Smart Band 5」です。

すごい丈夫に作られているのかと思ってたけど、けっこう簡単に割れました。

「もう捨てるしかない」と思ったのですが、ダメもとで修理してみることにしました。
運動するときだけでも使えたらラッキーかなと思って。

有料修理は約5000円…自分なら無料

今回の修理でかかった費用は0円。道具は全部家にあったので無料でした。

修理に必要なもの

UVレジン液	ダイソーなどの100均に有り
UVライト	ダイソーなどの100均に有り
透明なビニール	透明度の高いフィルムのようなビニール
爪ヤスリ	ただの爪ヤスリです

ちょっと調べてみたんですが、シャオミ公式へ修理に出すと約5000円かかるみたいです。

自然故障ではないのでね。
画面が勝手に割れるわけもないですし。

他に、画面の部品だけを買って自分で画面交換修理する手もありましたが、その画面の部品が約2000円。

こんな安いスマートウォッチのくせに、2000円の部品を買って自分で手間暇かけて修理するくらいなら、新品を買った方がいいでしょ。しかもど素人がうまく修理できる保証もないし。

ということで、自分でどうにか応急処置してみようってことになりました。

ジェルネイル（UVレジン）で割れた画面を修理

スマートバンドの割れた画面の補修材で思いついたのは、ママが使っているネイル用のUVレジン。

要するに紫外線（UVライト）で固まる透明のマニュキュアですね。

ジェルネイル、透明のトップコートです。
100均でも売っているらしい。

それから、あると安心するのは「失敗したときのための除光液」かな。
無くてもいいけど。

マスキングテープでコーティング

私、UVレジン液を初めて使うので、念のためにマステで塗らない部分を保護しました。

ひび割れた部分にUVレジンを塗る

スマートバンドのひび割れた画面に、UVレジン液を塗ります。

透明フィルムを上から被せる

何でもいいので光沢のある透明フィルムを上から被せて、ひび割れ部分に浸透させます。
空気が入らないように上手に被せる。

紫外線ライト（UVライト）を当てて固める

UVライトを当ててUVレジンを固めます。
しっかり固めるため、角度を変えて何度かやりました。

余分なUVレジンを剥がす

うん、なんかこのままでもいい気もしましたが、やるだけやってみようということで、余分なUVレジンをカッターの刃で削って剥がしました。

完成…でも

完成です。
割れた部分にUVレジンが入り込んでいるので、画面は一応ツルツルになりました。

でもすごい不安。

何もしない状態のときよりはマシなんですが、爪がまったく引っかからないってことも無いので、もしかしたら水が入るかもしれない。

するとウチの子供が「全部塗っちゃえばいいんじゃない？」と。

よし。やってみよう。

ジェルネイル（UVレジン）で割れた画面を修理（2回目）

ふと思ったんですが、仕上げに透明ビニールを使うより、まっ平なガラスとかの方が綺麗に仕上がるんじゃないかと。

目の前にあったIKEAのランタンから、ガラスを外して使ってみました。

1回目と同じやり方です。
今度はUVレジンを画面全体に塗り、ビニールではなくガラスで被せる。

その結果、

もうアホです。当たり前です。スマートウォッチの画面がガラスなのに、どうして上に乗せたガラスがすんなりと外れると思ったのでしょう。恥をさらしました。

無理に剥がすとスマートウォッチの画面かガラスのどちらかが割れるので、リムーバーを塗ってラップで巻いて数分放置。

どうにか剥がすことが出来ました。

綺麗で丈夫なビニールで再度挑戦

綺麗めなビニールを使って、再度挑戦します。

今度はカッターで削ることをせずに完成。なかなか良さげ。
指での操作もいつも通りです。

おお。Xiaomi スマートウォッチ復活か？

水の中に入れてテスト

コップの水に入れてみても大丈夫、腕に付けてお風呂に入ってみても大丈夫。

これでいつも通りに使ってみて、様子を見ようと思います。

2週間後　UVレジンが剥げてきた

2週間ほど経ちました。

端っこからUVレジンが剥げてきましたね。まあ薄塗りだったので仕方ないです。

ということで、このまま剥がさずに上塗りしてみました。

全体に厚塗りして硬化させます。
ガラス部分の淵まで全部塗ってみました。

仕上がりがこちら。

2度塗りした方が綺麗に仕上がりました。
淵まで厚塗りして正解だったかも。

最後は淵の部分の鋭角なUVレジンを落とします。

引っ掛かりがないように、ママさんの爪ヤスリを使ってUVレジンの角を落としました。

画面割れしたスマートウォッチ　修理完了

完成です。
UVレジンを上塗りしたら、めちゃくちゃ良くなった。

ひび割れは見えますが、爪がひび割れに全く引っかからなくなりました。

指での操作も何不自由なく、いつも通り出来ます。

ガラスの光沢は無くなりましたが、これでも十分です。私の性格的に。

もっと完璧に近づけたいなら…

今回、私が使ったのは家にあったママさんの「ネイル用のUVレジン」です。
そのために粘度が高く、ひび割れ部分に液体が染み込みにくかったせいもあり、ひび割れが目立ちます。

もっと粘度の低いUVレジン液なら、ひび割れが目立たなくなるかもしれません。

そして、私がやらなかった最後の作業、仕上げ磨きです。
たぶん耐水サンドペーパーやコンパウンドで磨いて仕上げれば、さらにピカピカになると思います。

画面の保護にもオススメ

今回、スマートウォッチの画面が割れたことで施した方法なんですが、最初からUVレジンを使って画面を保護するのもオススメだと思います。

この方法なら、UVレジンの厚みが画面破損を防いでくれるんじゃないかな。

写真はちょっと雑ですが、こんな感じ。
もうちょっと器用な人なら、もっとカッコよくできると思う…。

本当なら【mi band専用】の保護フィルムを買って貼ればいいんですけど、そこまでする必要もないかなと思ったらコレで十分ですね。

タッチ操作も全く問題ないです。
むしろボタンっぽくなって押しやすくなりました。

外れやすい純正バンドは交換するべし

腕時計なのにすぐ外れる Xiaomi のスマートバンドは、外れて落として割れたり無くしたりする人がたくさんいる様です。

ですので、なるべく純正バンドを使わずに、外れないバンドに交換することをオススメします。

耐久性はどのくらい？

あとは耐久性です。
UVレジンがすぐ剥がれて、度々やり直す必要があるなら、それもまた面倒ですし。

2週間後…

上の写真は施工から2週間後です。全く問題ありません。

半年後…

このまま時は経ち…、半年が経過しました。
同じく全く問題なし。UVレジンで塗ったことなんて忘れるほど。

でも実はひと月ほど経過したところで、UVレジンで縁取りをしました。コッテリと塗っておくことで、厚みがでて強化されるので。

寝ている時もずっとつけたまま生活しています。夏はそのまま泳いだり、お風呂に入ったりもしています。

それでも大丈夫。細かい傷は仕方ないかなと思うのですが、かなりの耐久性があることがわかりました。

このままずっと使えそうです。

まとめ

スマートウォッチの画面のひび割れは、UVレジンで修理できました。

UVレジンは上塗りを繰り返すと良いみたいです。

割れる前の状態の「画面の保護」にもUVレジンは効果的かもしれません。
高価なアップルウォッチが割れた時も、捨てるくらいなら試してみるのも良いと思いますよ。