【事故予防】100均でOK!子供に反射材の効果

教育・育児

子供服に傘に自転車にリュックに反射材を付けよう

先日夜8時頃、私が車の運転をしているときでした。
街灯もあったのでそんなに暗い道ではなかったのですが、突然視界に「杖をついたお婆ちゃん」が突っ立って現れたのでびっくりしました。

よく見ると、着ている衣服は焦げ茶色の上着に真っ黒のズボン
普通のお年寄りの恰好なのですが、夜道ではとにかく見えなかい
そして「突っ立っていた」のではなく、「ゆっくり歩いていた」のです。

車を運転していると、暗闇をなんの明かりもなく歩いている人を見つけてドキッとすること、けっこうあります。

とくに体の小さな子供、夜道の一人歩きに十分注意してほしい。
今日はいつもにも増して力強くお願いしたい事を書きます。

コストなんてほとんどかからずに事故率を減らせるのですから、かけがえのない子どもを持つ日本全国の素敵なパパママは、躊躇せず今すぐ実行してくだされ。

反射材の効果 外出時は存在アピールで事故防止

塾の帰り道・部活の帰り道、子供だって様々な状況で夜道を歩くこともあるでしょう。

「気を付けてね」と親が見送ったところで、子供たちは十分に気を付けられていません。
と言うか、気を付けてるけどまだ「危険予知のレベル」が大人よりも低い位置にあるので、気を付けきれないのです。

その状態で外へ出るので、その子の存在が周りから見えていないタイミングに出くわしたときに交通事故が起こるのです。

子供の注意力の低さを補うには、周囲に「子供いますアピール」が必要となります。

反射材を身に着けさせる

おすすめするのは【反射材】(リフレクター)です。
反射材があるのと無いのとでは大違いなので、車の運転手から距離をおいた状態で早期発見されれば事故率も減らせます。

写真で使っている反射材は100均のもの、ダイソーの「反射タスキ」です。
車のライトに反射されて運転手に「子供の存在」を知らせるのに抜群の効果を発揮します。

次の写真では反射タスキにLEDライトを縫い付けたものをしています。
反射材もライトも何もない状態で歩かせるのと、反射材とLEDライト点滅で歩かせるのとでは、まったく違うのがおわかりになるでしょう。

このLEDライトも100均(ダイソー)のものです。

LEDライトを使うときは点滅がオススメです
点灯よりも点滅の方が目立つし電池節約にもなるので、一石二鳥でしょ。

100均じゃちょっと心配だと言う方は、ネットで【夜間ウォーキング用のLED】を探せばいくらでも出てきますよ。

LEDライトのデメリット

光っているのはダイソーの「LEDアームバンド」(200円商品)。
赤い方は反射タスキに縫い付けてあります。

反射材よりもLEDライトを点滅させておく方が目立つのでさらにおすすめ、と言いたいのですがLEDライトにはいくつか問題点があります。

LEDの問題点
  • 電池が必要
  • オンオフ作業がある
  • 恥ずかしがる(かもしれない)

電池はLEDのおかげで1シーズンくらいは大丈夫なのですが、残りの2つがちょっと心配なんですよね。

子供が毎回オンオフを必ずしてくれればいいですけど忘れるんですよ。
そもそも恥ずかしがってしてくれない可能性もあります。

うちでもLEDライトを両腕と両足、かばん、くつ、もう体中ピカピカ点滅させまくって、1人エレクトリカルパレード状態にすれば超安全だと思ったんですけど、スイッチをいくつもオンオフとか現実的じゃなかったです。

反射材 子供が使いやすいように工夫する

実際にうちでも何度かありましたが、反射タスキにしろLEDライトにしろ、子供が外出するときにピカピカグッズを忘れていったら意味がないです。

そこで対策を施したのが、忘れてもとりあえず大丈夫なように反射材を「かばんに付ける」です。

子供が持つランドセルなどは、反射材が付いてますが、それと同じイメージです。

使っている反射材は100均(ダイソー)の反射テープ
背負うベルト部分とカバンに直接貼り付けて、あらゆる角度から見えるようにしました。
テープなのでナイロンベルト部分は少し手縫いをして剥がれないようにしてます。

うっかり反射材やLEDライトを持っていき忘れても、「いつも身に着ける物」に直接反射材を取り付けておけばとりあえずは安心ですね。

いつも身に着けている物
  • 洋服
  • 帽子
  • かばん(リュック)
  • くつ
  • ベルト
  • ウエストポーチ
  • 腕時計
  • メガネ
  • 髪留め(ヘアアクセサリー)
  • 自転車
  • キーホルダー

最初から子供服や子供靴には、反射材が付いていたらいいと思うんだけどな。

たまに運動靴のかかと部分に反射材が施されているのを見ますが、あれを見るたびにメーカーと履いている人にありがとうを言いたくなるのでここで言っちゃう。ありがとう。

こすも
こすも

夜道を走るランナーさん、反射材をありがとう

子供が外出するたびに毎回「反射材持って行ってね・LED点け忘れないでね」と言うのも正直疲れるので、子供自身が使いやすいように工夫をしてあげると私たち親も少し楽になります

カバンや帽子など持ち運ぶ物がない場合は、アイロンプリント(アイロン接着)ができる反射材テープもあるので、洋服などに直接貼り付けてしまいましょう。

おしゃれにワンポイントサイズに型取りした反射材もいいですね。
アイロンをかけられる生地なら直接反射材を貼り付けられるので、傘や上着やズボンの前後に貼っておくと便利です。
もちろん反射材アイロンプリントした服でも洗濯機で普通に洗えます

ダイソーに「アイロン接着できる反射テープ」があるという情報もあるんですが、私の知るダイソーには置いてませんでした。

子供のカバンなどに反射材シールを貼るのも良いです。

夜間の工事現場などで作業員がしてるようなベストで、子供用の反射ベストもあります。

ただ「子供用反射ベスト」は目立っていいんですがお値段が数百円とはいかないです。

そもそも「このためだけにベストを着る」という行動がとれるなら、安い100均の反射タスキやLEDでも身に付けられるはずなので、正直なところ私は反射ベストは必要ないかな?と思います。(人それぞれですけどね)

おすすめの反射材はスマホ撮影が教えてくれる

反射材が交通事故防止に大きく役立つことがわかってくれたと思います。
では「どの反射材がよく目立つの?」「おすすめの反射材は?」にお答えしましょう。

スマホを持ってお店に行き、反射材が売っているコーナーでストロボ撮影してみるのです。

ピカーン、キラキラ、さらに角度を変えてみてストロボ撮影、ピカーン、キラキラ。
撮った写真を見ればどの反射材が一番よく光ってるかわかります。

お店によっては店内撮影NGのところも多いのでご注意ください。ダイソーは店内撮影OKですが他のお客さんの迷惑にならないようにしましょう。

おすすめの反射材をスマホのカメラが教えてくれるので、あとは自分の欲しい形状で良く目立つ反射材を買うだけです。

反射材
反射材

ピカピカ。ボクを買って。ほら、こんなにまぶしく輝いてるよ

えいりあん
えいりあん

・・・・いちばん買っちゃいけないやつだ

雨の夜 黒い服は見えない

雨の日の夜、車のドライブレコーダーの画像です。
右折時なのですが、よく見て下さい。

ほら。
ここに歩行者がいるの、見えますか?

こすも
こすも

おわかりいただけただろうか…

上下とも黒い洋服の歩行者。
すぐ上に街灯もあり、お店の明かりもあってのこの状態です。
ドライバーが本当に注意して運転していなければ人の存在を見落としてしまいそうです。

続いてこちらの写真。

左側の歩行者、上着は黒ですがズボンがデニム(?)なので車のヘッドライトに照らされて黒よりは目立っています。

今度は右側の人に注目してください。
上下とも黒の服なので、見えるのは傘と白マスクくらいです。

まあどちらにしても、黒系の服は、夜、雨の日はとくに見えません。
雨の日は洋服を明るい色にするだけで事故予防になります。

でも反射材を身に着ける癖がつけば服の色なんてなんでもいいんです。
さすがに大人がタスキをするのは抵抗ありますが、ほんのワンポイントサイズの反射材でも大きな違いなので、必ず反射材を身に着けておきましょう。

こすも
こすも

やっぱり傘にも反射材を付けた方がいいなあ

蓄光はオススメしない

人それぞれだと思うんですが、私は【蓄光タイプ】はオススメしません。

その理由は「光が弱くて目立たない」からです。

まあ、何も無いよりはマシだとは思うんですけどね。ただ光が弱いんですよ。しかも光を吸収させないと全く光らない。これを買うなら普通に反射材テープやLEDライトを買った方がいいんじゃないかな。

子供の死亡事故ナンバー1は交通事故

平成29年に消費者庁が発表した調査では、子供の死亡事故原因は1歳から14歳までの全てで交通事故が1位を独占しています。

1位2位3位
1歳交通事故 28.2%溺水(浴槽内) 23.1%窒息(誤嚥) 9.4%
2歳交通事故 43.4%窒息(誤嚥) 8.1% 溺水(その他原因) 7.4%
3歳交通事故 36.6%建物からの転落 16.1%溺水(屋外) 8.9%
4歳交通事故 35.8%建物からの転落 13.2%溺水(浴槽内) 8.5%
5歳交通事故 47.1%溺水(屋外) 13.8%溺水(浴槽内) 6.9%
6歳交通事故 49.6%溺水(屋外) 19.5%溺水(その他原因) 6.2%
7歳交通事故 58.5%溺水(屋外) 20.3%溺水(その他原因) 5.7%
8歳交通事故 57.4%溺水(屋外) 16.8%溺水(その他原因) 5.0%
9歳交通事故 44.8%溺水(屋外) 17.2%建物からの転落 6.9%
10歳交通事故 51.8%溺水(浴槽内) 10.7%溺水(屋外) 8.9%
11歳交通事故 37.0%溺水(屋外) 20.5%建物からの転落 8.2%
12歳交通事故 45.9%溺水(屋外) 16.4%溺水(浴槽内) 13.1%
13歳交通事故 44.2%溺水(屋外) 16.8%溺水(浴槽内) 12.6%
14歳交通事故 38.9%溺水(屋外) 19.4%溺水(浴槽内) 11.8%

以下は内閣府が発表した「児童・生徒の交通事故防止対策について」の交通事故時間帯別死傷者数(平成25~29年の合計)です。

行動時間帯が一番多いのは当然ですが、夜18時以降も交通事故が発生しています。
とくに中学生・高校生の自転車乗車中の事故は22時まで多く発生していますね。

大人も自転車のライトを点灯させずに乗る人もまだいるのが信じられません。
「自分が見える」からとはいえ、他から見えてなければ意味がないですし、法律でも自転車ライトの点灯は義務付けられているので無灯火で事故を起こしたら大変です。

ホントに危ないので自転車のライトは必ず点灯させましょうね。

2023年4月に自転車ヘルメット義務化

2023年4月から年齢問わず自転車ヘルメットが義務化されました。
ついでに反射材シールをヘルメットに貼っておくことをおススメします。

もちろん、ウチではヘルメットにも反射材シールを貼っていますよ。

まとめ

反射材は最高のコスパで交通事故を予防してくれます。

反射材は子供だけではなく夜ランニングやウォーキングする大人も、暗くなってから外出するお年寄りも、皆がみんなのためであり、そして自分のためです。

えいりあん
えいりあん

ペットを散歩する「わんちゃん」の首輪やリードにも効果抜群だよ

こすも
こすも

・・・・・・
おまえにも首輪があt

えいりあん
えいりあん

いらん!

夜間の外出には反射材を身に付けましょう。
身近な大切な人にも反射材の大切さを知ってもらっておすすめしましょう。

たったの数百円で交通事故予防ができるので、さっそく行動ですよ。
今すぐに行動ですよ。

こすも
こすも

フンガー

生きるとは単に呼吸をすることではない。行動することだ。

ジャン=ジャック・ルソー(哲学者)

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