子供にスマホを使わせず、スマホを持たせる方法
こんなニュースを目にしました。
【小4女児を2日半連れ回す、38歳男を自宅で現行犯逮捕】
こういうことがある度に、もっと周知していればと思うことがあります。
「子供のGPS発信装置」
子供がひとりで行動していてもGPS発信していれば、親は子供の居場所を把握しておけます。
小学生の子供がいるお父さんお母さん方へ。
GPS発信はスマホでお金もかからずに子供に持たせることが可能です。
そして、
子供にスマホを持たせたことで起こる悪影響を取り除く方法があります。
今日は「おふざけ抜き」で真面目に書きます。
大切なお子さんを健全に私たちの手で守りましょう。
1人行動開始 小学生からGPSスマホを無料で持たせる方法
わが家ではGPS発信させてるスマホを毎月無料で子供に持たせて1年以上経ちますが、同じ方法で子供にケータイを持たせているご家庭を私は知りません。
ほとんどの方が持たせていない、もしくは、高い費用を毎月支払って子供に大手キャリアのキッズケータイ(ドコモ・au・ソフトバンク)を持たせているようです。
高い費用でも支払えてるご家庭はそれで結構なのですが、私がすすめたいのは「まだ子供にスマホを持たせていないご家庭」です。
この記事を読んでほしい対象者
キッズスマホ・キッズケータイは月額高いし、そこまでして持たせる必要ないわ。でも子供の居場所だけでもGPSで確認できると便利よね。タダなら助かるわ。
この記事を読んでいただきたい親御さんのタイプは以下の条件に当てはまる方です。
まず初めに言っておきたいこと。
子どもを守るため、苦手意識は捨てましょう。
私、機械音痴だから・・・。
難しいんでしょう?
大丈夫です。愛する子供を守るためなら、誰でもできます。
機械が苦手分野なママさん、安心してください。
極力簡単に説明していくので、先入観を捨ててポジティブに意気込んでいきましょう。
どうしても理解できなければ「理解しているフリ」でも大丈夫。
子供が「ポケモンの話」や「鬼滅の話」をしているとき、私はいつも「理解しているフリ」です。
「理解しているフリ」してると、なんとなくわかってきちゃいます。
それでも理解できなければ「太字」だけ読んでいけば進めます。
これで子供の迷子は撲滅でございます。
手順
まず超簡単にご説明をいたしますわ。
- 子供にスマホを持たせる
- 現在地共有をさせとく
これだけですわよ奥様。
簡単でございましょ?
ちょっとふざけてきてる?
私はいつだって真剣だわよ
SIMカードを用意
スマホを起動させるにはSIMカードが必要です。
通話機能付きSIMカードは月額費用が高くなるので、月額の安いSIMカード(データSIM)を契約します。
通常、小学生では1G以上のデータ量を使うことがないので、(ここで紹介する使い方をさせれば)月額1000円以下で済ませることが可能。
家にWiFiがあり、先に述べた「GPSで居場所を確認」と「たまに通話する」の使い方なら、ひと月100MBも使いません。
実験したら2時間で約1MB使用でした。
・GPSの現在地通知ON
・1~2分ほどLINE通話
スマホの電源は使うタイミングで入れるので、1日に6~8時間ほど。
つまり多くてもひと月にデータ使用量は124MBくらいで済んでしまうということです。
簡単に言うと、「データ通信量なんて最小で済むから気にするな」ってことよ
試しに低速モードで使用させたら全く問題なしだったので、それ以降はずっと低速モードのまま持たせてます。もちろんデータ使用量は0MBです。
ズバリおすすめはイオンモバイル
面倒なので最初に言ってしまうと「イオンモバイル」が最強です。親とシェアすることで0円で子供にスマホを持たせることが出来るからです。
しかもここで紹介する使い方なら「低速モード」で十分なので、イオンモバイルなら子供のスマホのデータ使用量はいくら使ってもゼロ円で済みます。
イオンモバイルマジ最強
その他SIMカード
その他、小学生を対象として、激安で尚且つ使えるSIMカードをおすすめします。
以下にSIMカードのリンクを貼っておくので、気になるSIMカードブランドがあればご覧になってみて下さい。運が良ければ【手数料3,300円】が無料のキャンペーンやってます。
他にも「楽天モバイル」や「UQモバイル」「ワイモバイル」等、大手SIMもありますが、知名度もサポートも、無駄に充実しすぎているために月額が高いです。
他にも、「トーンモバイル」が最近シニアやキッズ向けでおすすめされているのを見ますが、以下の理由により私はおすすめしません。
トーンモバイルをおすすめしない理由
- 専用端末(税抜19,800円)が必要
- 限られた使い方なのに月額1,000円~は高い
- 評判があまりよくない
「イオンモバイル」なら親とシェアすることで子供分を無料で増やせます。
「LINEMO(ラインモ)」なら本田翼ちゃんカワイイです。
本田翼がカワイイのは無関係
もう一度言いますが、ここで紹介する使い方なら「イオンモバイル」が最強安心だと思います。
スマホ本体を用意
SIMカードを準備したら、子供に持たせるスマホ端末(本体)を用意します。
SIMカードとスマホ どちらを先に準備してもいいよ
子供専用のキッズスマホ キッズケータイは損
世間と真逆のことを言っちゃいますが、「子供専用スマホ・キッズケータイ」なんて必要ありません。
その理由は「端末も高価だし月額も高い」から。
小学生が持つ初めてのスマホに良い機能なんて必要ないです。
GPSで居場所さえ教えてくれればそれで良し。
小学生になって初めて持つスマホに求めるものは、「GPS」と「通話機能」の2つ。
お金に余裕があるなら話は別ですが、そうじゃないなら安いスマホ(GPS付き)で十分です。
通話機能がないスマホなんて無いから、「GPS機能」が付いていればそれでOKってことだよ
安いスマホや中古のスマホで十分
Amazonでもかまわないので1万円くらいの安い端末を探しましょう。
もし家庭内に使わなくなった中古スマホがあったらそれで十分です。
もし新たに購入する予定なら子供が「持ち歩くだけ」なので、小さめで軽いスマホがいいかもしれません。
ウチでは「小型で軽量」を優先して、ここからスマホを買って持たせています。
できれば防塵防水がいいけど、お値段お高くなるのでお手頃なスマホで手を打ちました。
追記:
今現在は iPhoneSE(第一世代)に機種変更をしてますが、使い方は同じです。
スマホにSIMカードをセットして初期設定
スマホとSIMの準備ができたらスマホにSIMカードを入れ、スマホが使える状態まで設定します。
アイフォンもアンドロイドも、いつも通りの初期設定をおこない、スマホを正常に使える状態にしましょう。
GPS発信で現在地共有を設定
グーグルマップで子供の居場所がわかるように設定をします。
子供のスマホでグーグルマップを開くと、現在地が青いマークで表示されています。
その青いマークをポチっとタップ(右上の自分のマークでもOKだよ)。
「現在地を共有」をタップ。
リアルタイムの現在地を共有で時間の制限を「無効にするまで」を選択したら、相手に親である自分(複数可能)を選んでおしまい。
この方法で、親元のスマホやパソコンで子供の居場所をリアルタイム確認できます。
もちろん無料。
通話アプリを入れておく
子供に連絡が取れるように通話アプリをインストールしておきます。
通話アプリがあるから「音声通話付きSIMカード」は必要なくて、安い「データSIM」でOKなのです。
LINEでもワッツアップでも、上記に紹介したアプリ以外でもなんでもいいので、親と同じ通話アプリを子供のスマホにもひとつインストールしておきます。
親とのやり取りだけならおすすめはワッツアップです。近年のLINEは「子供に見せたくない広告」や「LINE VOOM」など、いらないモノがたくさんあります。その点、ワッツアップは広告も余計な機能も無し。ワッツアップの世界シェア率は30%に対してLINEは僅か2.6%。使いにくいLINEをずっと使っている日本、ガラパゴス化してるよね。
親とのやり取りだけならおすすめはワッツアップです。近年のLINEは「子供に見せたくない広告」や「LINE VOOM」など、いらないモノがたくさんあるので。
ワッツアップは広告もいらない機能も無し。
これで子供と通話が可能になりました。
これらももちろん無料。
子供のスマホをロックする
これが最後の設定、子供のスマホをロックしてしまいます。
ロック?ロックしたら子供が使えないじゃないの?
そうです、子供は自分からスマホを使えません。
でも親からかかってくる電話だけはスマホがロック状態でも受けられます。
そしてロックがかかっていても現在地通知はされます。
ロックの種類は「数字」でも「パスワード」でも「パターン」でも、なんでもいいです。
指紋認証が可能なスマホなら子供の指紋登録はさせず、親である自分だけ登録させておきます。
イメージとしては「紛失したとき悪用されないようにセキュリティをかけておく」のと同じことで、子供に勝手にいじられないようにロックするわけです。
ただこうすることで、毎回「スマホの電源を入れて使える状態にする」のは親がやることになりますが、それは必須と考えましょう。
以前はスマホの電源を入れて、一度ロックを解除する必要があったのですが、今ではスマホの電源を入れるだけで、GPSもLINEも使える状態になりました。
ですので、外出時などは子供が自分でスマホの電源入れるだけでOKです。
子供にスマホを肌身離さず持たせる
これで終了。お疲れさまでした。
あとはスマホを子供に持たせるため、ポーチを買ってやりましょう。
ポーチに余分なスペースがあると他の物の出し入れでスマホを落とすこともあるので、スマホ専用のような軽くてシンプルなウエストポーチがおすすめです。
飲み物が入るスマホポーチで失敗
ただペットボトルが入れられるポーチは注意した方がいいかもしれません。
ハンカチやちょっとした小物、飲み物などが一緒に入るポーチの方が便利だと思うでしょ?大人なら便利ですよ。でも走り回る子供にとっては邪魔です。
子供は激しく走る生き物だから、こういうタイプは不向きだね
外で遊んでいるときにポーチが少しでも重かった場合を想像してみて下さい。例えば「鬼ごっこ」等をしたとき。揺れて邪魔になりますよね。すると子供は外してしまうんですよ。外したらベンチや自転車のカゴ等に置くわけでしょ。それじゃ困るんです。
実際にうちの子がそうだったので買い直ししました
オススメは「スマホ専用のポーチ」
中学生ともなると上の様なことも無くなるかもしれませんが、それまでの間でオススメは、ランニング用スマホポーチのスマホだけ入れられるタイプ。
子供が走っても揺れず、小雨に降られてもスマホは濡れないような仕様が丁度良い。
「スマホ」と「その他」は分離して持たせる
そして「飲み物」や「おやつ」は以下の様な別リュックなどで持たせること。
これ重要です。ここを甘く見るとスマホを持たせてる意味がなくなってしまいます。
玄関から一歩外へ出たら、「スマホポーチは絶対に外さないこと」を子供と話し合っておきましょう。
子供にスマホを使わせない理由
子供のスマホをロックして安易に使わせない理由は、「自立心」と「自主性」、「自分で考えて行動する力」を身に着けてもらいたいからです。
小学生になったばかりの子供達は、少しづつ親の元から自立していきます。
公園へ遊びに行ったり、塾などの習い事へ行ったり、ひとりで家でお留守番もできるようにもなってきます。
ひとりで行動していれば、何か問題がおこったとき、自分で考えて行動しなければなりません。
自分で考え、自分で行動し、その結果がどうなるかを経験する。
このとき「自分で考えて行動する力」が自然と身に付いてきます。
もし、心配だからと安易にケータイを子供に与えてしまうとどうなるかをお考えください。
子供はケータイに頼りすぐ親に電話して答えを聞きだしてしまうでしょう。
ケータイが無ければ不安で1人で行動が出来なくなるかもしれません。
便利なはずのスマホが、子供の成長を阻害するのは避けたいですよね。
スマホをロックして持たせておくことで、子供の成長を阻害することなく、私たち親は安心して子供を冒険に送り出すことができるようになるのです。
メリット・デメリット
子供にスマホを持たせることのメリット・デメリットは、通常でしたら以下の通り。
ただ何も考えず子供にスマホを与えてしまうと、メリットよりデメリットの方が多くなってしまいます。
スマホが子供に与える悪影響は、近年問題化してきています。
文科省による調査では、スマホとの接触時間がある子供ほど寝る時間が遅くなり、それに伴って学力低下もみられることがわかっています。
携帯電話・スマートフォン(スマホ)との接触時間(ゲーム除く)が長い子供ほど、就寝時間が遅い。寝る直前まで各種の情報機器(テレビ、ゲーム、携帯・スマホ、パソコン等)に接触することがよくある子供ほど、朝、ふとんから出るのがつらいと感じることがあると回答する割合が高い。就寝時間が遅い子供ほど、自分のことが好きと回答する割合が低く、なんでもないのにイライラすることがあると回答する割合が高い。
文部科学省による調査結果(平成26年11月)
ここで紹介したスマホの使わせ方ならメリットばかりで、上記のデメリットは全て消えてしまいます。
強いてデメリットいうならば、「SIM発行時の手数料が約3,000円」と「スマホ端末代金」くらい。
でも、こちらで紹介したSIMカードならアマゾンのクーポン利用で3,000円かかりませんし、スマホも中古が家にあれば0円です。
まとめ
子供に、格安SIMを使ってGPS現在地通知をさせたロック状態のスマホを持たせる。
イオンモバイルのシェアプランなら無料だし、その他モバイルでも1,000円以下で済む。
紹介したスマホの使い方ならいままでの生活を崩すことなく、親である私たちは小さな出費で大きな安心を手にすることができ、子供も今まで通りです。
1つだけ注意してほしいのは、子供の前で親がスマホをいじり過ぎると「ボクもスマホいじりたい」欲が強まってくるので、せめて子供の前だけはスマホいじりを控えめにした方がよいでしょう。
パズドラとかモンストとか絶対面白い。私はやったら危険なタイプ。
時間はどう頑張っても止まらない。何もしなくても過ぎる。みんな同じ長さだから、その時間をどう過ごすかって実は重要だよ。有益にするか無益にするか。結局は自分次第。
松本潤(歌手)
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