無料キャンプ場 千葉県香取市「橘ふれあい公園」のご紹介
都心から車で約1時間半でこんな素敵な無料キャンプ場があるのでご紹介。
千葉県香取市の無料キャンプ場「橘ふれあい公園」
千葉県香取市「橘ふれあい公園」でのキャンプは無料ですが予約が必要です。
公式ホームページから予約状況を確認して空きがあれば予約できます。
無料キャンプ場「橘ふれあい公園」の利用方法
- 使用する日や時間が決まったら、空き状況を確認
- 使用する日の1ヵ月前から3日前までに電話で予約
- 予約番号を控えておく
- 使用する日の午後4時までに、使用許可申請書を現地窓口へ提出
- 使用許可書をもらう
申請書は公式HPからダウンロードできます。
「橘ふれあい公園」キャンプ場
駐車場は広々しています。
まずは管理棟(テラス・サンサン)へ。
新しい建物なので超キレイです。
テラス・サンサンには、フリーWi-Fi、多目的室、販売、飲食スペース、トイレ、シャワー室、授乳室などがあります。
ここで「使用許可申請書」を提出して「使用許可書」をもらいます。
さあキャンプ場へ。
リヤカーの貸し出しは無いので、自力で荷物を運びこみます。
駐車場からちょっとアップダウンあるけど、距離はそこまで遠くないです。

駐車場からキャンプサイトまで約80mほど。
遠いか近いかはあなた次第。
大きい橋の下には用水路が流れています。
この用水路にはザリガニ(春~秋)がわんさかいるので、ザリガニ釣りで子供達はもちろん、大人も楽しむことができます。

小さい橋、雰囲気いいんだけど荷物を運ぶときだけ困るのよな。
ちなみにこちらの小さい方の小川は、一度も水が流れているのをみたことがないです。

贅沢いわないの
広くてキレイな「出会いの広場」敷地内

サイトは橘ふれあい公園の「出会いの広場」という場所でフリーサイト。
予約したキャンパーだけが敷地内でBBQやキャンプで使用することができます。
一般の方もお散歩やザリガニ釣りにも来ます。
椅子テーブルは西側に6つほど設置されていて自由に使えます。
小川が流れるような場所もありますが、ここに綺麗な水が流れていれば軽い水遊びもできると思うんですけど、常にカラカラに干上がってます。
炊事場は、ほぼ毎日掃除されていて排水口も詰まることなくキレイ。
「ふれあいの家」と名付けられた建物は休憩施設とされていますが普段は施錠されていて、雷雨時などの悪天候緊急時には管理者により開錠されて避難所として使うことができます。
あずまや

東屋。
占領しないように言われますが、占領しているキャンパーもたまにいます。
トイレ(その1)

トイレは2カ所設置されています。
こちら(その1)はサイト内にあるトイレ。
トイレットペーパーも備えられ、比較的キレイですが、やはり屋外にあるトイレなのでそれなりです。
キャンプ場のとなりにため池がある湿気が多い土地なので、アマガエルもたくさんいます。
ゲコゲコ小さいのはまあいいとして、大きなウシガエルはちょっと勘弁してほしいかな。
トイレ(その2)

こちらのトイレ(その2)は駐車場に設置されたトイレです。
キャンプサイトからは直線距離で80mほど、まあ遠いってほどでもないです。
多目的(多機能)トイレは、おむつ替えシートや手すりもあり、洋式なので子どもがいるならこちらのトイレを利用するといいかもしれませんね。
ザリガニ釣り(春~秋)

「橘ふれあい公園」キャンプ場の醍醐味はザリガニ釣りじゃなかと思います。
キャンプサイト東側に散策池があり、そこからザリガニ釣りができるので子供達は大喜び。
用水路でも出来るんですが高さがあるので、小さいお子さんがいる場合はこちらの散策池がおすすめ。
季節は春から秋、ザリガニ釣りをする予定があるなら、スルメやタコ糸などの用意をしておくと良いですね。
展望台・ローラー滑り台・アスレチック

歩いて200mほど離れた場所へいくと、「憩いの森」と名付けられた小高い山があり、その山頂には展望台やローラー滑り台、アスレチックがあります。
そこへ行くときに何やら注意書き看板が。

「スズメバチ注意!!」
ちょっとためらいましたが、そっと行ってみることにしました。
蜂に出くわすことなく無事に山頂に到着。
展望台からの眺めです。
この山には、「ローラー滑り台」や軽めの「アスレチック」があります。
ローラー滑り台は2020年春頃に改修されていてキレイです。
ただちょっと鬱蒼とした山の中なので、楽しそうな雰囲気は感じられず、ちょっと残念です。
管理棟 テラス・サンサン

2019年4月1日に完成した管理棟(テラス・サンサン)の紹介です。
建物内はフリーWi-Fi利用可能で、多目的室、販売、飲食スペース、トイレ、シャワー室、授乳室などを利用することができます。
シャワーだけではなくカラオケまであるのですが、キャンプにきてカラオケをするって、うん、いいかもね。私はやらないけど。
設備 | 金額 |
---|---|
シャワールーム | 15分300円 |
カラオケ | 1時間当たり400円 |
施設内は新しいのでピカピカ。超キレイです。
シャワーは「15分もいらないから5分100円にしてくれるといいのに」と思ってたんですが、甘かったです。
シャワー15分もあったら余裕すぎて時間もてあますと思いきや、コインシャワーじゃないために、15分300円で済ますのってかなり忙しい作業となります。
受付でカギを受け取ってからカギを返すまでの15分間で次の仕事をこなすゲームスタート。
- 受付でカギをもらう
- シャワー室まで歩く
- 開錠して中へ入る
- 脱衣所で服を脱ぐ
- シャワーを浴びる
- 頭と体を洗う
- シャワーで流す
- 出て頭と体を拭く
- 着替える
- ビショビショの床を後始末
- シャワー室を出て施錠する
- 受付まで歩いて行ってカギを返却
15分間でこなしたら汗だくでした。
これがコインシャワーならやることが5~7だけなので楽勝なんですけどね。
デメリット
無料だし広いしキレイだし、良いこと尽くめの「橘ふれあい公園」キャンプ場。
唯一のデメリットは「水はけの悪さ」です。
この「水はけの悪さ」だけは最悪と言っていいでしょう。
雨が降るとサイトの芝生はまるで「田んぼ」状態になり、炊事場やトイレに向かって歩く際、次の一歩を確かめながら歩くことになります。
見た目は生い茂った芝生なので、油断して歩くとヌチョヌチョでびっくりします。
原因は土地の低さ。
すぐとなりに「橘堰」という農業用のため池があるのですが、ほとんど同じ高さなので、キャンプサイトが水分を豊富に含んだ地盤なんですね。

雨の心配がある日や、夜露や朝露の季節などは、防水性シューズや長靴を持って行った方がいいかもしれません。
子どもも大人もすぐに足元が泥だらけになります。
水難事故に注意
これは香取市「橘ふれあい公園」キャンプ場に限ったことではないのですが、水の事故に注意しましょう。
とくにお子さん。
キャンプサイトの隣にはため池があり、決して子供だけで近づかせないようにしてください。
ザリガニ釣りができる東側の散策池は浅いですが、子供は水深20cmでも溺れます。
一瞬が命取りにならないよう、絶対に目を離さないようにしましょうね。
害虫に注意

大自然なので蚊やアブ、蜂はもちろんですけど、水辺が近いのでブユ(ブヨ・ブト)が生息しています。
春~秋、気温の低い朝夕や曇りや雨など湿気が高く日射や気温が低い時は注意しましょう。
虫よけスプレーは必需品ですが、基本は肌を露出させないこと。
長ズボンが安心ですけど、暑い夏は辛いんですよね。
そこでおすすめは業務用の赤い蚊取り線香「パワー森林香」です。
林業や農業向けに開発された防虫香なので一般の方にはあまり知られていませんが、業務用として作られているだけあって、その効力は一般の蚊取り線香の5~10倍。
効果は抜群です。
私は毎年ブユにやられていますが、この森林香を焚いて腰にぶら下げているときは、一度もブユにやられたことがないです。
「森林香」は普通の蚊取り線香より太くて煙も若干多めで煙いですけど、それだけ効くということ。
煙くて服も線香臭くなるけど、ブユに刺される(噛まれる)より100倍マシです。
おまけに森林香なら蜂やアブからも守ってくれます。
キャンプ場や公園などのトイレに持って入ると、中で飛んでいる虫たちがどんどん落ちてくるので、最初に煙を入れて数十秒くらい待つといいです。
「森林香」マジすごい。
「森林香」の種類は2種類あり、緑色の「森林香」と、赤い「パワー森林香」があるんですが、おすすめなのは赤い「パワー森林香」です。
普通の蚊取り線香より「太め」なので置いて使う分には問題ないですが、ケースに入れて腰からぶら下げる場合は、普通のケースだと入らない可能性あるので注意してください。
私は専用ケース「携帯防虫器」に入れて腰からぶら下げています。
この専用ケース「携帯防虫器」は裏にスペアを入れておけるので、2巻重ねて収納させておけます。
燃焼時間は1巻き約5時間なので、専用ケースにスペアを入れて持ち歩けば約15時間は安心です。
さらに傘が下向きについているので、小雨などでも線香が消えることありません。
個人的にはこの赤というカラーが「わたし超強力です激強ですそんじょそこらの奴とはわけが違うんで」って感じがして気に入ってます。

もはやキャンプ場の紹介じゃなくて「森林香」の紹介じゃん

そのくらい虫除けには森林香がおすすめってことなんです
注意事項
キャンプ場ですので、キャンパーとして最低限のマナーは絶対に守りましょう。
使用上の注意事項
以下、公式HPに記載されたものです。
とくに大事な項目は赤で記しました。
- 香取市都市公園条例等の関係例規を遵守すること。
- ゴミ(炭を含む)は、必ず持ち帰ること。
- 火を使う際は、芝生が燃えないように足付コンロ等を使用すること。
- 芝生の上に、熱した鉄板等を置かないこと。
- 流し場にゴミを流さないこと。
- 広場内に車両等を乗り入れないこと。荷物の積み下ろしが済んだ車両は駐車場に停めること。
- 他人に危害又は迷惑を及ぼす行為をしないこと。
- 夜間は近隣への騒音に配慮すること。
- ペットを連れている場合は、放し飼いにしないこと。また、フン等は広場内に残さず必ず持ち帰ること。
- 子供からは目を離さないでください。ケガや事故を防ぐためにも、危険な場所には立ち入らせないこと。
- 突然の大雨や雷など、天候の悪化には常に警戒し、危険と判断される場合には、早めに避難してください。
重要なのは赤文字で目立たせようと思ったら、全部当たり前のことなので全部赤文字になりました。
自然を相手にするベテランキャンパーは心配ないんですが、心配なのはキャンプやBBQのマナーを知らない人たちなんですよね。
とくにゴミ問題。
BBQした炭や燃えカスをキャンプ場の端っこに捨てていく人もNGですので注意してください。
それと気が付きました?
この香取市「橘ふれあい公園」キャンプ場はペットOKなんですよ。
今どきペット連れがOKのキャンプ場は珍しいので、飼い主さんはこの施設を今後も気持ちよく利用できるよう、糞などの後始末や放し飼いNGは絶対に守ってくださいね。
ちょっと残念
年々、水が汚れてきてるような気がします。

時代の流れなのかな。
利用する人はマナーを守って自然を大切にしましょうね。
有料化?
最近、香取市「橘ふれあい公園」近辺の工事が進んでいます。
道路が広くなったり、管理棟が出来たり。
「どんどん綺麗になりそうだな」と期待していた反面で、「有料化されそうだな」と思っていたのですが、どうやら予想通りになりそうな感じです。
有料化の噂を聞きつけました。
現段階では・・・
だそうです。
「橘ふれあい公園」は地盤が低くて水はけが悪いのでキャンプ場が上の方へ移るのは嬉しいですね。
ただ有料化はちょっと心配。
「何も無くていいから無料」っていうのが醍醐味なんですけど、VIPキャンプ場になって高額になったらどうしようという思いです。

お金出せば良いものが手に入るのは当然。
お金無くても大自然で楽しめることを学べるのがキャンプ。
私個人はそう思うので、金額次第ではもう利用しないでしょう。
まあ考え方は人それぞれなので、それぞれが合うキャンプをすれば良いのですがね。
まとめ
無料キャンプ場として香取市「橘ふれあい公園」は申し分ないでしょう。
本当は教えたくないんですよ。混んだり荒らされたりするのが嫌なので。
かといって現状維持は衰退と同義です。
良い場所の知名度が上がって利用者が増えると、その先で道は2つに分かれます。
- 行く先が良くなる道
- 行く先が悪くなる道
良い施設というのは、良い場所と良い人間の両立から生まれます。
自分勝手な振る舞いは、その場を提供してくれてる人や自然を裏切る行為です。
人と自然に感謝を忘れないようにして利用してください。
カッコイイというのは、周りを無視した無茶で無謀な悪ふざけではありません。
黙ってマナーを守れる人が強くてカッコイイんです。
どうかマナーを守ってご利用くださるよう願っております。
「来た時よりも綺麗にして帰る」くらいの気持ちで宜しく!
みんなで楽しみながら、この素晴らしい地球を発展させていきましょうね。
「現状維持では、後退するばかりである」
ウォルト・ディズニー
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