【注意】着せるな危険 子供にヒートテック NGの理由

教育・育児

冬の定番ヒートテック 子どもに着せてはいけない理由

すっかり寒くなりました。
外出するときは風邪をひかないように厚着したくなりますね。

どうぞどうぞ、大人は厚着してください。
「あ!ベイマックスだ!」って言われるくらい厚着しちゃってください。
なんなら反則アイテムのヒーターベストも着ちゃってください。

でもこれだけは注意してほしいこと。
子供には(なるべく)厚着をさせない方が良いです。
ましてやリスクある「ヒートテック」たるもの必要なし!

その理由をひとつづつ説明します。

ヒートテックは子供に有害

なぜヒートテックを子供に着させてはいけないか。
結論を先に言うと、【ヒートテックは子供の基礎代謝を狂わせる】からです。

ただヒートテックが全ての子供に大きなリスクがあるかというのは、使い方次第でもあります。

どんな使い方なら問題ないかと言うと、以下の条件が当てはまるかどうかです。

条件:ヒートテックを着るときは絶対に汗をかかないこと

どういうことか説明していきます。

えいりあん
えいりあん

絶対に汗をかかないなんて子供じゃ無理だからね

ヒートテックの素材にレーヨン

ヒートテックの素材にはレーヨンが使われています。
このレーヨンが曲者くせものなんですね。

ヒートテックは吸湿発熱きゅうしつはつねつという原理を利用して熱を出しています。
簡単に言うと「体内から出る汗を吸って熱を出す」ということです。

この「吸湿発熱」をうまく利用して発熱する素材がレーヨンなので、ヒートテックの部類(吸湿発熱繊維きゅうしつはつねつせんい)には必ずレーヨンが使われています

困った働き者のレーヨン

めちゃくちゃ働き者の人がいたとします。
良い人材だと思われますが、度が過ぎると迷惑な人となりますよね。
その働き者は周りの人なんておかまいなしで働き続ける。
もう帰ってくれと頼んでも帰らず残業しまくる。

レーヨンくんはそんな感じのものすごく生真面目な存在。
もうやめろと言っても「吸湿」の可能な限り働き続けるんです。

「人間」は上がり過ぎた熱を下げるのに発汗するんですが、その汗に反応してどんどん発熱しちゃうお節介な素材のレーヨン。

これが時と場合によっては悪循環なんですね。

スポーツでは不向きなヒートテック

こうしたことから、
汗をかくスポーツでヒートテックを着るとすぐに悪循環がおこります。

  1. 暑いから汗をかく
  2. 汗をかくから発熱する
  3. さらに暑くなってもっと汗をかく

この悪循環が始まると背中も脇もびしょびしょに濡れ、手の付けられない状態になります。

そして、この先にあるのは汗冷えです。
汗冷えが起これば当然寒くなります。

えいりあん
えいりあん

これじゃ逆に風邪をひくね

繊維が吸湿できない状態(飽和状態)になるとそれ以上は発熱しないので、ただの「冷たい湿った布」と化して手が付けられなくなるんですね。
脱ぎたくてもインナーとして着ているので、外で簡単に脱ぐわけにもいかず。

この理由から登山家から「登山にヒートテックは命取り」と知られています。

当然、スキーやスノボーなどでもヒートテックはアウト

試してみたい人はヒートテックを着て数キロ走ってみてください。
走り始めは「暖かい」ですが、途中から背中に濡れたタオルがピタッと貼り付いてるみたいになり、走り終えた頃にはシャツが冷たくてガクガクしてきますよ。

こすも
こすも

リアルに体験してみた方がいいかもね

冬のディズニーリゾートにも注意

冬のディズニーランドやディズニーシーにヒートテックを着ていく人も超多いです。
超多いというか、もうほぼ全員着てるんじゃないかと思うほど。

「冬ディズニー何を着ていく?」でネット検索すると「ヒートテック」や「極暖」がオススメとして出てくるんですが、注意してほしいのはディズニーって屋内や屋外の出入りが頻繁にあるんです。

早い話、冬のディズニーにヒートテックは不向き。

室内はどこも適温に保たれたディズニー施設。
厚着をしてインナーにヒートテックを着ていれば当然ワキ汗・背中汗をかきます。
そのワキ汗などが乾かないうちに、また極寒の外へ出ることを想像して下さい。

ワキは太い静脈が通っているので、冷やすとあっという間に寒くなります。

上着を脱ぐのと違って、インナーで着たヒートテックは脱ぎたくてもすぐ脱げません。
ヒートテックが適する環境かどうかをよく考えて着る必要があるんです。

ヒートテックは汗をかかない場面で着る服

以上の理由からヒートテックは「汗をかかないときの衣類と覚えておくと良いです。

ウォーキングや自転車なども、しっとり汗をかく可能性があるならヒートテックは避けた方がいいかもしれません。

注意したいのは「子供」です。
子供ってね、気が付くと汗だくになってます。
汗とは無縁と思われる場面でも「うわ!なんでこんなに汗かいてるの!?!?」ということがけっこうあります。

でも「子供」ってそういう生き物なんです。

子供の成長を邪魔するヒートテック

子供は常に動き回っている生き物です。
子供は歩くことを知らず常に走る生き物です。

そんな新陳代謝の盛んな子供たちだからこそ、ヒートテックを着ると逆に体に良くない面があります。

体で熱を発生させるのは筋肉です。
寒いと体が自然と熱生産を始めるわけですが、余計な原理を加えると基礎代謝が狂ってしまうんですね。

筋肉くんが勘違いして怠けることを覚えてしまうということ。

筋肉さん
筋肉さん

「ん?なに?おいら働かなくともいいんじゃん」
「レーヨンくんがいてくれて楽だわあ」
「あ、ヒートテックさん?ボクは寝てるから頑張って」

子供のうちから基礎代謝が狂うと体温調整機能が働かなくなります
基礎代謝は年齢とともに減少していくので、子供の頃になるべくきちんとした自然環境で生活することが大事なんです。

基礎代謝が低いと、冷え性、低体温、低血圧、太りやすい、など良い事ひとつもなし。

子供の成長段階ではなるべく自然のままが一番良いです。
子供が大丈夫と言っているのなら無理に厚着させる必要はなし。
「じゃ寒かったときのためにもう一着持っておこう」でOKですよ。

えいりあん
えいりあん

自分が寒いから子供も寒いだろうと思ってしまうのもわかるけどね

子供の体温異常が増えた要因

昭和時代はもちろんのこと、私たち親世代、もしくはそれより上の世代の子供時代と比べても、現在の子供たちに体温異常が多くなってきています。

体温異常がある子供は、集中力が続かない、落ち着かない、キレる、ぼーっとする、というような症状が見られることもあります。

体温の異常は体温調整機能や自律神経の働きがうまく機能していないことから起こると考えられています。

原因は、体力低下生活リズムの崩れ、など。

筋肉は体内で唯一「熱」を生産しますが、体力が低下すると当然筋肉も発達しにくくなります。
もちろん体温異常の原因がヒートテックにあるとは言えないし、他にもたくさんの原因が重なっての事でしょう。

ただこういうこともあるんだなと覚えておいても損はないと思います。

体の変化は退化か進化か・・・

空を飛ぶ「鳥」でいうと、飛ばなくなって陸上を選んだダチョウや、泳ぐことを選んだペンギンがいます。

この変化は、見る角度によって「進化」だったり「退化」だったりするんですけど、では人間の体温異常、熱生産が行われなくなる変化はどちらに傾いているのでしょうか。

  1. 道具が無くても生きていける力
  2. 道具が無ければ生きていけない力

私は「2」に当てはまるこの変化は、どちらかというと衰退の部類になるんじゃないかと思うんです。

えいりあん
えいりあん

でももしかしたらこの後にとんでもない進化する可能性あるけどね

小学3年生まではヒートテックは必要ない

「ヒートテック」はユニクロ商品の名称ですが、世の中には吸湿発熱素材を利用したヒートテックの類のキッズ用があちこちに売られています。

吸湿発熱繊維の商品例

考えさせられるのは「子供服で有名な西松屋」でも吸湿発熱衣類が当たり前のように売られていること。

発売元商品名
ユニクロヒートテック
GUスタイルヒート
西松屋ホットラップ
イオンヒートファクト、ピースフィット
イトーヨーカ堂ボディヒーター
しまむらファイバーヒート
ミズノブレスサーモ
株式会社ジャパーナアイヒート

吸湿発熱衣類が子供の成長に支障をきたす恐れがあるというのが浸透するのはもう少し時間がかかりそうですね。

子供には良くない、おすすめできないと言いましたが、何歳から、いつからなら問題ないのか?

可能であればいつまでも着ないで過ごせることが一番ですが、仕方なしに着るとするならば、私個人は「小学校3年生まではヒートテックは不要」と考えています。

勉強に何時間も集中できる体の基礎は、小学校低学年くらいまでに作られるからです。

この時期までにたくさん外で遊ばせ、自然の法則を体に染みつかせる。

こうして、大きくなってもじっと集中していられる姿勢をキープできる基礎を作ることが大事なんです。

ヒートテックに代わる子供の冬のインナー

保護者
保護者

ヒートテックはダメっていっても寒いんじゃかわいそう。
どうすればいいのよ。

当然そうなりますわな。
寒いもんは寒いんだから、どうにかしなきゃならないわよね。

おすすめは「コンプレッションウェア」です。
冬のランニングなどで使われている「スポーツ用のスパッツ」みたいなもの。
素材にはスポーツに不向きなレーヨンを含まず、速乾性あるポリエステルが使われます。

避ける素材
  • レーヨン
  • 綿

おすすめ素材
  • ポリエステル
  • ポリウレタン
  • スパンデックス

ひと昔までスポーツウェアといえば汗をよく吸う綿が主流でしたが、現在はポリエステル素材が主流となっています。

綿は汗をよく吸うかわりに速乾性がなく汗冷えしやすいのですが、ポリエステル素材は速乾性抜群で汗をかいてもサラッと乾きやすいために汗冷えしません。

スポーツ用としてキッズ向けスパッツがあるのでインナー素材をチェックしてみましょう。
商品タグなどで素材を見てみると、

素材:ポリエステル90%
   ポリウレタン10%

とか書いてあるけど、これらは要するに同じポリエステル素材です。
冬だけでなく夏のスポーツに使われれる衣類、スパッツ等はこれらポリエステル素材で作られたものがほとんどなのは、速乾性があるからです。

買う時に【素材】をよく見てから買いましょう。

スポーツ用スパッツもヒートテックも見た目が同じなので、子供のサッカーなどでヒートテックを着せてるママもいるけど、逆効果になるので注意してね。

ちなみにわが家では私も子供もヒートテックは着ません。
ヒートテックを着るのはママだけです。

私は一枚持ってますが、ちょっとでも暑いとすぐ汗をかいて次の瞬間から寒くなるような極端な体質なのでヒートテックが扱いにくくて着れません。

問題のある子供時代を過ごしたせいで自律神経がイカレているためかしら。

えいりあん
えいりあん

大人になって苦労している悪い例だね

メリノウールが絶対の逸品

大人の方でヒートテックに代わるインナーをお探しなら「メリノウール」です。
メリノウールはメリノ種という羊の毛、羊毛で最も高級とされています。

ヒートテックより温かくて通気性もいいので登山者にも愛用されています。

ただ値段がヒートテックの3~4倍なので、手が出しにくいというのが現実。
でもそれだけの価値があるみたいなので一度この「メリノウール」を着ちゃうとヒートテックなんか着れないという人が多いです。

こすも
こすも

メリノウール、おすすめです!

えいりあん
えいりあん

持ってないじゃん。
着たこともないくせに・・・。

先日、うちのママ様がメリノ素材の靴下をバーゲンで買ってきたみたいで、履いて絶賛しております。

こすも
こすも

なんで私のぶんも買ってきてくれなかったんだ・・・

えいりあん
えいりあん

サイズが無かったんだってさ

大人のための冬の反則アイテム

こっそり大人だけに教えたい反則アイテムが2つあります。

ヒーターベストとハクキンカイロです。

寒がりさんが無敵になれるのでオススメなんですが、子供には教えない方が無難だと思います。

えいりあん
えいりあん

パパ・ママ、ずるい!
ってなるからね。

化繊の弱点

化繊が肌に合わない

レーヨンもポリエステルもですけど、肌に合わない人もいます。
肌に合わないとチクチクしたり痒みがでたり肌が乾燥したり。

ヒートテックが肌に合わない人もけっこういますよね。
敏感肌・乾燥肌・アトピーの方、肌の弱い人(子供)は十分に注意してください。

とくに小さな赤ちゃんは肌に優しい綿100%を着せ、汗をかいたらこまめに着替えさせることが大事です。

子供に羨ましがられる?

大人はヒートテックでも電熱ヒーターベストでも、なんでも着ちゃいましょう。
でも決して子供に自慢せず、そっと自分だけ着るようにした方がいいと思います。

こすも
こすも

「ママだけずるい」と言われないようにね

まとめ

子供にヒートテックを着せるなら、ヒートテックを理解して着せましょう。

「汗をかく可能性があるならヒートテックはNG」です。

「ヒートテックは汗をかかない時の衣類」です。

  • 家で大人しく勉強をする。
  • 図書館で静かに読書をする。

そんなときはヒートテックが役立つでしょう。

でも結局のところ「子供は走る生き物」です。
走るなと言っても走るもの、それが子供です。
ヒートテックの特性を知るのと同時に、子供の性質も知っておきましょうね。

罪悪感を他に転嫁する口実が成りたてば、子供は潔癖好きのブレーキをすてて、好奇心の方へ一方的に走りたがる。

坂口安吾(小説家)

コメント

タイトルとURLをコピーしました