昆虫を恐れない子供の育て方

教育・育児

動物・昆虫 生き物大好きっ子に育った理由

虫を見つけると躊躇せず手づかみで捕獲する子供は、現代では珍しいと思います。

男の子なら虫程度でギャーギャー騒がずに堂々としていてほしい。
そして虫嫌いな女の子を守れる強さを持ってほしい。

親としての私の願いでした。

えいりあん
えいりあん

ほとんどの女の子は虫が大嫌いだからね

この願いは叶いました。
どのようにして【虫を恐れない子供】として育ったのかを紹介します。

こすも
こすも

ちなみにママは虫が苦手です

虫を恐れない子供の育て方

虫を恐れない子供に育ってほしいならば、まず親が虫を恐れてはいけません

親が食べない「食べ物」は子供もほぼ食べないことが知られています。
子供の一番身近な大人である親が、虫を見つけて「ギャーギャー」騒いでいたり「気持ち悪い」なんて言っていたら、それが子供にうつります。

これだけで【虫を恐れない子供の育て方】の答えがもう出ちゃったよね。

簡単に言うと親が「虫を好き」になればいいんですよ。

しかし、どうしても虫を好きになれないならば、せめて「虫を見つけても騒がず悪態つかず」でいてみて下さい。

「虫が大好きな子供」になれなくても【虫が超大嫌いな子供】じゃなくなるかもしれません。

まずはダンゴムシから

手始めにダンゴムシがおすすめです。
ダンゴムシなんてどこにでもいるし、捕まえるのも飼うのも簡単ですから。

ダイソーやセリアの100均でいいので虫かごを買って来たら、外でダンゴムシを捕まえてきましょう。

まずは親が素手で触ること。
ガンガン触って「可愛い」を連発で言うんです。

こすも
こすも

カワイイね~、ダンゴムシ、カワイイね~!

見本になる大人がダンゴムシを恐れてたり気持ち悪がってたりしたら、子供もダンゴムシを触ることができません。

虫かごが無ければペットボトルでもいいので、2匹くらい捕まえて飼ってみて下さい。
【親が捕まえたダンゴムシ】【子供が自分で捕まえたダンゴムシ】の2匹だといいですね。

えいりあん
えいりあん

ダンゴムシに名前をつけてあげよう

ダンゴムシに名前をつけると親近感がわくので、是非名前をつけてあげて下さい。

飼い方は超簡単です。
ダンゴムシは雑食で枯葉や野菜、魚、お菓子などなんでも食べちゃいます。

こすも
こすも

カルシウムとしてコンクリートも食べるときあるみたい

「飼ったら最後まで面倒をみよう」なんて責任重大なことを言うと躊躇してしまうので、軽い気持ちでいいと思いますよ。

飽きたらお庭に放せばいいだけですから。

とにかく子供に「虫を恐れないでほしい」のが目的ですから、虫を身近な存在として扱ってほしいんです。

アリでもバッタでも何でもいい

ダンゴムシの後はもう何でもいいです。
とにかく虫かごに虫がいる環境を与えてみましょう。

バッタでもアリでもいいので、捕まえてきたら図鑑で調べたりネットで調べたりしてとにかく飼うんです。

飼育では子供を期待しない

子供に飼育を期待するのはやめておいた方がいいです。
いくら自分で面倒を見ると言ったところで、実際のところできません。

ですから最終的に面倒を見るのは親かもしれないということを、心の中で覚悟しておく方がいいです。

えいりあん
えいりあん

ママにはちょっと厳しいかもしれないなあ

こすも
こすも

ザリガニは臭かったよ

子供が面倒を100%見ることが条件だと、ペットを飼うどころか、生き物を好きになることが遠のいてしまうからね。

ふれあい動物園へ

動物と触れ合うことができる「ふれあい動物園」などには積極的に行くと良いです。
そこでは動物に触れたりエサを与えたりできます。

動物園は子供にとってメリットの山なんですよ。
動物の大きさや泣き声、動き、ニオイ。
自分の目で実際に見るのと、図鑑やテレビで見るのでは大違い。

注意してほしいのは過剰に「汚い」や「手を洗って」と言わないようにすることです。
もちろん動物を触った後は石鹸で手洗いしてほしいのですが、過剰反応せずにシンプルに「動物を触った後だから手を洗おう」と言うだけで済ませましょう。

こすも
こすも

手がヤギのヨダレだらけになっても慌てず騒がず・・・

えいりあん
えいりあん

子供は大人の反応をよく見てるよ

様々な動物を見たり触れたりできるので、動物園は子供にとって良い経験になります。

嫌がるなら無理にしてはいけない

子供が嫌がるなら絶対に無理強いはしないようにしましょう。
無理強いすればするほど子供は生き物を嫌いになります。

子供が心の準備もできていないうちから「ほら触ってみろ」なんて強制的に行わないこと。

親が虫や動物を「可愛い可愛い」と言って触れている姿を見せておくだけでいいんです。
子供が自分から手を出すまでじっくりと待ちましょう。

ゴキブリにも愛を…?!

ウチの子、ゴキブリにも屈しません。
ベランダにゴキブリ登場したときも「手で触っていい?後で手を洗えばいいでしょ?」と聞いてくるほど。

こすも
こすも

もちろんそれは遠慮してもらったが…

子供がお友達の家へ遊びに行ったときの話です。

お友達の家でゴキブリさんが出たらしいのですが、お友達もそのママもパニックだったみたいで。
そこでうちの子が冷静にティッシュで捕まえて外へ逃がしたらしいです。

えいりあん
えいりあん

トイレに流そうよ・・・

こすも
こすも

可哀そうだったらしい・・・

ゴキブリの命でさえも無駄な殺生をしないという心構え。

この「少し行き過ぎた感性」も私のせいなんです。
「虫と友達に」という気持ちを持ってほしいがために、家に入ってきたハエやクモを子供の前では殺さないようにして、どうにか外へ逃がしていたんですよね。

こすも
こすも

「自分のお家に帰ってね~」とか言いながら逃がしてます

今ではちょっとやりすぎちゃったかなって思ってます。

まとめ

虫や動物を恐れない子供】は【虫や動物を恐れない親】を見て育ちます。
まず親がそうであれば自然と子供もそうなっていくと思うんです。

強制はしてはいけません。

虫や動物など生き物が身近にある環境を整え、親が好意をもって接している姿を子供に見せるだけです。

今では私よりも生き物を恐れない子になってしまいました。
昆虫以外ではヘビやトカゲなどの爬虫類や魚類、その他の大きな動物までもなんでもいけちゃいます。

本当はね。私も幼虫とかマジきもいんですよ。ウギャーって手をばたばたして振りほどきたいんですよ。でも子供の前では思考停止させてるのよ。魂を抜いてるの。意識はどっかのお花畑を散歩してるの。子供の前で虫とたわむれている私はただの抜け殻なの。

以上。
私の方がおっかなびっくりなのは子供に絶対に悟られないようにしている見栄をはった記事でした。

子供は大人の話を聞くのは苦手だが、真似をするのは得意なんだ。

ジェイムズ・ボールドウィン(作家、小説家、詩人、公民権運動家)

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