WhatsAppを装うSMS「異地ログイン確認」「人口検証」は詐欺!― sos-whatsapp.com に注意

WhatsAppを装う詐欺SMSのイメージ。スマホ画面に「異地ログイン確認」「人口検証を行ってください」と表示され、偽サイト「sos-whatsapp.com」へのアクセスを促す内容を示したイラスト。 デジタル

【最終更新日:2025年10月11日】

WhatsAppからSMSで「異地ログイン確認」?それ、詐欺です

2025年10月、子供のスマートフォンに次のようなSMSが届きました。

WhatsAppを装う詐欺SMSの実際の画面。 「ご注意:ご利用アカウント異地ログイン複数回確認。安全確保のため、人口検証を行ってください。」と表示され、偽サイト「sos-whatsapp.com」へのリンクが記載されている。

実際に届いたWhatsApp詐欺のSMSです。こういうときは何も操作せず、すぐに知らせるようにと、予め子供に言っておきました。

ご注意:ご利用アカウント異地ログイン複数回確認。安全確保のため、人口検証を行ってくださいsos-whatsapp.com

一見すると「セキュリティの警告」に見えますが、これは完全な詐欺メッセージです。

このSMSが危険な理由

WhatsApp公式はSMSで連絡しない

公式からの通知はアプリ内または @whatsapp.com ドメインのメールのみです。
SMSで「本人確認」や「異地ログイン」などを案内することは一切ありません。

ドメインが偽装されている

正しい公式URLは whatsapp.com ですが、メッセージ内は sos-whatsapp.com
このように似せたドメインを使うのは典型的な詐欺手口で、アクセスすると個人情報を盗まれる危険があります。

日本語が不自然

「人口検証」という表現は、機械翻訳の誤りと思われます。
このような不自然な日本語は、詐欺SMSの共通点です。

偽サイトへアクセスするとどうなる?

リンクを開くと、WhatsAppのログイン画面に似せたページが表示される可能性があります。
電話番号や認証コードを入力してしまうと、あなたのアカウントが乗っ取られる恐れがあります。

絶対に開かない・入力しないことが最も大切です。

正しい対処法

  1. リンクを開かない
  2. SMSを削除する
  3. メッセージに返信しない
  4. 同様のSMSが来たら迷惑SMSとして報告する
  5. WhatsAppアプリで「二段階認証」を有効にする

二段階認証は「設定 → アカウント情報 → 二段階認証」から簡単に設定できます。
6桁のPINコードを自分で決めておくことで、乗っ取りを防止できます。
メールアドレスも登録しておくとよいでしょう。

もし開いてしまった場合の対処

  • 何も入力せずに閉じた → 問題なし
  • 電話番号やコードを入力してしまった → すぐにWhatsAppアプリを開き、再ログインして不審な端末をログアウト
  • 二段階認証を設定していない場合 → 今すぐ有効化
  • 不安な場合 → 公的な相談窓口に確認すると安心。

まとめ:sos-whatsapp.comは詐欺サイト

項目内容
メッセージ出所WhatsApp公式ではない
文面の特徴「異地ログイン」「人口検証」など不自然な日本語
URLsos-whatsapp.com(偽サイト)
対処法無視・削除・リンクを開かない
防止策WhatsAppで二段階認証を設定

参考リンクと関連記事

「sos-whatsapp.com」という詐欺ドメインは今後も形を変えて出現する可能性があります。 似たようなSMSが届いた場合は、まず落ち着いて「URL」「日本語」「送信元」を確認し、怪しい場合は絶対に開かないようにしましょう。

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