【最終更新日:2025年5月15日】
見た目も最高 トライポッドは100均で十分
キャンプで使えるアイテム、トライポッド。
焚き火でお湯を沸かしたり、飯盒炊爨や鍋料理をするときなどは、トライポッドがあると便利です。
キャンプ場でアルミ製やカーボン製などの素敵なトライポッドを使ってるキャンパーがいますが、このトライポッド。わざわざ買って家から持っていく必要がないんですよね。
だってただの棒じゃん。しかもそんなに長くない棒。
私はいつも現地調達で自作してます。ただ全てを現地調達すると、それなりに大変なので、メインの木の枝(棒)だけ現地調達してます。
あとは100均で十分。…というお話を今日はします。
100均で作れる簡単トライポッド

まずは100均でクリップと麻紐、それからS字フック(鉄製)を買っておきましょう。
- クリップ
- 麻紐
- S字フック(プラスチックはNG)
麻紐はキャンプでいろんなことに使える必需品なので、必ず持っていくと役にたちます。

トライポッドの事前準備は100均でOK
必要なのは100均のクリップとS字フックと麻紐だけ。これだけで、カッコいいトライポッドが完成します。

100均のクリップにも種類がいろいろあるので、自分が気に入ったクリップを買えばいいと思うけど、私のオススメはダイソーの「ジャンボゼムクリップ(65本入り)」です。
これひとつ買えば、約1メートルの鎖が作れます。

65本入りのジャンボゼムクリップ(50mm)を3重にして繋げる。

3重にして繋げることで強度が上がります。
簡単でしょ?

これで約1メートルの鎖ができました。トライポッドチェーンの完成です。
しかも元の袋がジップロック式の袋なので、そのまま収納ができて持ち運びに便利。しかも軽い。
普通のチェーンも100均に売ってるんですけど、重いんですよ。キャンプ用品は塵も積もれば山となるで、気が付くと総重量がめちゃくちゃ重くなってるんです。だから、軽くできるものは軽く済ませた方が良いです。
これで準備はOK。あとは現地で。
現地でのトライポッドの作り方

現地でやることの手順は以下の通り。
- 適度な枝を3本探してくる。
- 3本の枝を麻紐で縛る。
- 繋げたクリップを吊るす。
- 先端にS字フックを吊るす。
まずはその辺から適当な長さの枝を3本探してきます。
そして3本の枝を麻紐で縛ります。
ここでの縛り方なんですけど、本当は「巻き結びをして8の字しばりをする」のですが、そんなの無視してください。

麻紐って簡単に緩まないんです。数日間のキャンプならキチンと縛った方が安心ですけど、1~2泊のキャンプならマジ適当に縛ればそれでOK。
トライポッドができたら、そこへ100均のクリップを繋げたチェーンを、これまた適当にぶら下げる。
はい完成。

S字フックを一番下に吊るして、高さ調節も簡単にできます。余ったチェーン(クリップ)はそのままでもいいし、S字フックや枝に引っ掛けてもよし。

このトライポッドを作るのに製作費330円。ただ実際は、麻紐もS字フックも既に持っていたので、クリップの費用110円だけ。
吊るす鍋が重くて心配なら、枝を1本増やして4本脚のトライポッドにすればいいです。チェーン(クリップ)の耐久性は、重さ2リットルのペットボトルまで試しましたが、とくに問題なし。
ちなみにこのとき作った写真のトライポッドは、3日間使いました。
市販されてる不要なキャンプ用品
キャンプ用品、今ではなんでも売ってますよね。「こんなの買う人いるのか?」って思う商品もたくさんあります。
その中のひとつが、私にとってトライポッドでした。
その辺の棒で簡単に作れるし。なんなら4脚立ちかまどまで作れるし。

かまどを作れる方が変だから
めっちゃ種類ありますよね。キャンプ場で使ってる人のほとんどが市販されてるトライポッド。みんなお金持ち。でも、やっぱり木の枝で作ったトライポッドの方が、私は見た目も好きです。
あとランタンスタンド。持ってる人もたくさんいるので、あまり批判すると怒られちゃうから言わないでいますが、これも今回のトライポッドで代用できるもの。わざわざ買う必要もない。
そして、私がキャンプ用品の最も不要な買い物だと思うもの、着火剤。あれいる?杉や松や枯葉でいいし、なければ麻紐をほぐせばいい。なんならいつも持ち歩いてるティッシュでもいける。
屋上とかでBBQするために、一発目から太っとい炭に火を付けようとするなら話は別かもだけど、キャンプで普通はそんなことしないよね。

初心者はする
セリアのトライポッドリングは使えない
トライポッドリングが100均(セリア)で売ってますが、私はオススメしないです。
見てわかるのですが、3つのリング穴の大きさが、木の棒の太さを限定させてしまうでしょう。穴に合う枝を探さなきゃならない。そんな手間をかけるなら、適当な長さの枝を探してきて、麻紐でちょちょいと縛れば済む話なんですよ。
キャンプに行ってるんだから、簡単なことくらいは、現地でどうにかしてやるのがキャンプ。
不便を知恵で補いながら楽しむのがキャンプの醍醐味でもあるし。

なんか批判ばかりでごめんなさい
トライポッドは全て現地調達 ブッシュクラフト

実は麻紐もS字フックも、現地調達でどうにかなることがあります。
森林などでは、ツルが紐替わりになるし、S字フックはそれに似た枝で代用できるし。
でもツルが見つからないと困るし、S字フックに似た枝を探すのもまた面倒だったりするので、麻紐とS字フックだけは、キャンプ道具の中にいつも入れて持っていってます。
枝は探せばほぼ見つかってます。海でもどこでも。
このブッシュクラフトができれば、ランタンフックも物干し場もハンガーも、はたまたタープのポールまでも、いろんなものが現地調達でどうにかなっちゃいます。
鉄パイプも鉄筋も必要なし。
ただ、枝が絶対に見つからない場所もあります。それは大きな木が生えないほどの標高の高い場所。私は以前、これで苦労しました。ここばかりは、現地調達できないので注意です。
まとめ
トライポッドは現地でカンタンに作れる。
100均で麻紐とクリップとS字フックを用意しておけば十分。
以上。キャンプを楽しみましょう。
コメント